【不安障害】『SSRI』体験記

不安障害

SSRIとは

SSRI:Selective Serotonin Reuptake Inhibitor=選択的セロトニン再取り込み阻害薬

どの様な薬か簡単に説明すると、

セロトニンの吸収等を抑える作用があるので、当物質を脳内に長い間留まらせておく事ができます。結果として、脳内のセロトニン量が増加するというものです。

セロトニン:脳内の神経伝達物質の事で、ドーパミンやノルアドレナリンを制御して精神を安定させる効果があります。

※ セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンは3大神経伝達物質と言われています。

セロトニン ⇒ ドーパミンやる気やモチベーションを上げる働きを持つドーパミンに対して、その過剰分泌や不足を防いでバランスを整える働きをセロトニンが担っています。

セロトニン ⇒ ノルアドレナリン:心身を興奮状態にする働きを持つノルアドレナリンに対して、心身を落ち着かせる働きをセロトニンが担っています。

SSRI体験談

私はパニック障害を14年患っているのですが、その治療薬としてSSRI (セルトラリン) を服用しておりました。セルトラリンはジェイゾロフトという呼び方もされますね。

当薬を飲み始めた頃はパニック発作が酷かった事から、1日25mg3錠 (睡眠前)を頓服のソラナックスと共に処方されていました。

恐らくSSRI全般に言える事と思いますが、セルトラリンに関しても即効性はなく蓄積型のお薬で私も効果が見えるまで2~3週間掛かりました。(人によって個人差アリ)

その間の副作用がしんどかった訳ですよ!!!

Young People, Alone, Sad, Dog, Room, Lost Place
  • 経験した事が無い程の寝汗
  • 頻繁な夜間覚醒と共に不安感・焦燥感の増大 ⇒ 一時的な不眠

結果として翌日は、体と心が最悪の状態で電車通勤となる訳です。 

正しく「地獄」ですよ!!!

因みに、飲み始めて1週間ちょっとがピークでしたね✋

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まぁこんな感じで「負」の部分を書いてきましたが、効果が出るまでの期間を耐えさえすればそこから先は「天国」ですわな😊

身体症状が「0」とまではいきませんが大幅に減少し、電車に乗る事等も含め「日常生活ってこんな感じやったな~」という感覚が少しずつ甦ってきました。どん底から「希望の光」が見えたという事です。

sun rays through white cumulus clouds

ここで私から皆さんにお伝えしたい事は、「パニック障害」であれば先ずSSRI等のお薬を服用して早い段階である程度症状を抑えた方が良いのではないでしょうか?という事です。辛い身体症状を抱えたままでリハビリをする事は非常に難しいと私は思っております。

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続いて「断薬」に関してですが結論からお話しすると、問題なくやめられました

しかし条件付きではあります…

それは医師の指示通り「減薬 ⇒ 断薬」のステップを踏んだ場合のみです。大抵の方はその様な事はされないと思いますが、私は減薬する事無くやめてしまった事があります。その時の反動たるや凄まじいものでした。不安感も一気に増大し、発作も頻発する様になりました。この時は医師にも厳しく注意され再度投薬治療を行い、減薬そして断薬の流れになりました。

症状が良くなっても調子に乗らず丁寧にいきましょうね😅

最後に

薬に関しては色々な意見があると思いますが、私は先ずは試してみて「体に合えば続ければ良いし、合わなければ辞めれば良い」だけの話と思っています。

また、きつい症状を一旦抑えるだけでも「心に余裕」ができ、それが中身の濃いリハビリに繋がると自身の経験から感じました。

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今作は飽くまで私の体験談ですので、皆さんに当てはまるかどうかは分かりませんが、一例として参考になれば幸いです。

最後までご覧頂きありがとうございました。本日もボチボチといきましょう。

ノイポチの不安障害雑談 – YouTube

追記:SSRIの副作用として「吐き気」が起こる事が多いとのお話を伺いました。

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