ふわふわめまいの起こる原因は様々という事は百も承知の上で、私と似通ったパターンの人へ向けてこれから綴っていきたいと思います。
前置き
「信用」を得るのは難しいが、失うのは一瞬
これは「健康」にも当てはまると私は思っていて、可能なら一度体調が悪くなる前の事を思い出してみて下さい。様々な形があるにせよ、知らず知らずの内に大きな負荷が掛かっていませんでしたか?
その結果今があるとするならば、負荷が掛かっていた2倍、3倍、4倍…の時間を使って体と心に返していく必要があるとふわふわめまいを含めた体調不良を経験して感じました。
またPPPDに関しまして自身の経験から、「しんどい且つ波がある中でリハビリをし続ける事が難しい」という事実が「難治性」と言われる所以ではないのかと思っております。
※2度目のふわふわめまいに関しては、PPPDとしての闘病になりました。
実際私も何度心が折れそうになった事か…😢
初めてのふわふわめまい
私が初めてふわふわめまいに襲われたのは大学3回生の夏でした。
就職の為の試験勉強をしていた際、突然「頭の先から体の軸を抜かれた」かの様な感覚に見舞われました。何とも言えないあのふわっと感は今でも覚えています。
その日以来、座っていても立っていても歩いていても常にふわふわめまいが起こる様になりました。症状としては「身長が伸びる」感覚や「身長が縮む」感覚、そして「後ろに引っ張られる」感覚等でした。
そして、症状自体のしんどさとめまいがまた出るのではという予期不安から日常生活に支障をきたし始め、あっという間に24時間めまいが出る状態になりました。その頃には、目を瞑ると回転性のめまいが誘発されていましたね。
めまいに染まった生活では「食べる」事も儘ならず、体重は大幅に減り体力も無くなり余計めまいに立ち向かえない体になっていきました。勿論病院での検査も受けていましたが原因不明で、一応めまいの薬を処方して貰い飲んだ事はありましたが効果は無しでした。
そんなこんなでめまい発症から1ヶ月弱が経った頃に母親が家の近くの「自律神経専門整体」を見つけてきてくれました。当時は「自律神経…?」でしたが、めまいに効くとの事で藁にもすがる思いで通院を開始しました。
既に支えが無ければ歩けない状態にまでなっていた私にとってここが転機となりました。
先ず初回の問診・施術を通しての「大丈夫ですよ、辛かったですね。」という先生のお言葉で気持ちの面が凄く楽になりました。
また施術面では、「体中に力が入っている」という指摘を受けました。(特に首・お腹)
確かに首やお腹の施術の際は触られている感覚が非常に弱く、それ程にガチガチの状態だったという事です。
※ここで迷走神経のお話も書きたいのですが後々に置いておきたいと思います。🙇
数回通い終えた頃には症状はあるものの気持ちに少し余裕ができ、食事ができる様になりました。
食事によって体力が付く事とめまい対策によってそこからの回復は早かったです。
対策と言ってもこの時は「就寝前に間接照明の中でゆったり過ごして睡眠の質を上げる」という自律神経にアプローチする方法のみを実践していました。
🌟間接照明には、「シリカ球」の様な刺激の少ないモノを用いていました。
結果として、「通院・食事・睡眠」に重きを置く事で発症から3ヶ月でふわふわめまいは完全に消えました。
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2回目を克服した今思う事は、当時の症状は軽症且つ学生という休息を取り易い立場が早期の回復に繋がったという事です。軽症と言っても飽くまで2度目と比べた場合ですので、一般的に見るときつい症状だったと思います。
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補足としまして、
相手の自律神経の状態は周りにうつると言われているので、治療院に関しましては笑顔でゆったりとした対応をして頂ける所を第一条件に根気強く探しましょう。
例え腕のある先生だとしても、無表情や仏頂面等では効果は半減すると思っております。その点私の場合は運良く素敵な先生と巡り合えました。
それでは次項からがメイン部です!
2度目のふわふわめまい
2020年4月末…ふわふわめまい10年ぶりに再発。
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その年の1月に重めの心気症に陥り、なかなか抜け出せずに苦しんでいました。そんな中で「コロナ禍」に突入したんですよね。神経が元々物凄く敏感になっている所に「生活上の制限」や「気を付けなければならない事」が増え、肉体的にも精神的にも余裕が無くなっていました。片道2時間の電車通勤では吊革を一切持たず立ちっぱなしや帰宅後はスマホでの情報集めに明け暮れる等の生活を続けていました。この頃は歯の食いしばりから「顎関節症」も発症していました。
食いしばりは想像以上に体に力が入るんやで!
要注意☠
後の話しで、「休みの日でもずっとスマホを手放さずにコロナのことを調べてたよ。」と奥さんに言われたのですが、自分自身はそこまで酷かったとは正直思っていませんでした。恐らく通勤電車でもその様な行動を取っていたのでしょう…
当時は周りが見えない程に追い詰められていました。
ここで言える事は、心気症によって体調悪化の条件が徐々に積み上がっていたという事です。
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そんな生活を続けていれば体と心は限界を迎えますよね。
2020年4月中旬、奥さんと夜散歩に行った帰り道に「身長が伸びる」感覚に襲われ、帰宅後は横にならないといけない程体の力が抜けてしまいました。10年ぶりの感覚で恐怖と不安に苛まれましたが、その日の内に症状は消えました。この時点で体の訴えに気付き少しでも改善に気持ちを切り替えられていたら良かったのですが、私は以前の生活を変わらず続けてしまいました。
そして4月末の起床後から急に「頭にモヤがかかっている」感覚、「上半身の力が抜けた」感覚を覚え、遂には「ふわふわめまい」が出現しました。
🌟 「浮遊感を伴うパニック発作や全般性不安」からPPPDへの移行です。
※ 私はパニック障害も患っているのですが、「発作時」に浮遊感を伴う方は要注意ですよ ⚠
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先ず結論としましては、1年半の闘病を経て元通りの生活を取り戻しました。
この期間は自分の体を知り、自己投資をし、自分の体を実験台に様々な事を試した大切な時間であったと思っています。
2度目のふわふわめまいを経て
🌟この「ふわふわめまいシリーズ」は冒頭にも書いた様に万人に当てはまる事は勿論ありませんが、PPPDと言われた人間が復活した1つの例として今後読んで頂ければ幸いです。
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「ふわふわめまいと共に現れた症状とできなくなった事」
- 無気力感
- 倦怠感 (初期の頃は歩く事すら儘ならなかったです。)
- ブレインフォグ
- 上半身の異常な凝り (特に首で、起床時は可動域が無い程に硬直していました。)
- 不眠 (夜間覚醒も含む)
- 背もたれの無い椅子での不安定感
- テレビ等の光に対する違和感
- 目の動きの悪さ
- 左耳の閉塞感
- 下を向いての作業
- 車の運転 (下車後のふわふわ感が酷く、距離を置いた時期がありました。)
- スーパー等視覚情報の多い場所での行動 etc.
書き出すと切りが無いので、一旦ここで止めておきます。
どの症状を取っても言葉では言い表せないしんどさでしたが、現在は一旦全てを克服しています。
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今回の第一弾ではどこから書こうか非常に迷う所ではありますが、「本当にここできていますか?」パートをお送りします。
「こんなモノで良くなったら困らんわ!」とおっしゃる方も大勢居られるとは思いますが、土台ができていない状態でどんなリハビリをしても効果は得られないのではないでしょうか? (今回の経験を通して私は強くそう思っています。)
「当たり前の事こそ大事にしていきましょう。」
それでは4選をどうぞ!
① 感情の吐露:めまいと共に生活をしていると不安や恐怖等の感情がどんどん出てくると思います。私の場合、その感情によって余計に体の緊張感が高まり症状の悪化に繋がっていました。「日記」や「裏紙への殴り書き」…形は問わないので感情の儘に書いてみて下さい。汚い言葉を使っても良いと思っています。(この場合はちゃんと処分して下さいね💦)
「紙に書く=言葉を発する」互いに同等の効果があるので、気持ちが整理されて落ち着いてきますよ。これに関しては、1日の終わりに実践される事をオススメします。勿論症状が良くなった等のプラスの事も書いて下さいね。目に見える形で残す事によってそれが原動力になる事もあります。
因みに私は日記として書いていました。(現在も継続中)
※ 症状がきつい等の場合は無理しないで下さいね。
② 睡眠がしっかり取れる環境の設営とそこに対する努力:ふわふわめまいは本当に体力の削られる症状で、私の様に不眠が重なるとにっちもさっちも行かなくなるんですよね。めまいと戦う体力を付ける為、延いては症状を軽快させる為にも睡眠の質を上げる事は不可欠になってきます。
実際私が行った事は、
- 寝る2時間程前からTV・スマホから距離を置く。
- 寝る2時間程前から間接照明の中でストレッチ・ツボ押し・瞑想・日記・読書 (ある程度回復してから)等をして過ごす。(この内容は後日詳しく書く予定です。)
刺激を少しでも避けて、リラックスできる状態に持っていく事が目的です。
※ 間接照明は以下のモノにシリカ球を付けて使っています。
- アロマオイル・アロマキャンドルの使用 (ラベンダー・ヒノキ・レモングラス)
- 寝具の新調 (枕とマットレスを購入しましたが、オーダー枕は私には全く合わずでした。マットレスに関しては良いモノに巡り合え、私の睡眠にプラスに働いてくれました。)
新しい睡眠ライフスタイルをお届け – グーグースリープ (gugu.jp)
- 観葉植物の設置 (寝室)
③ アルコール・カフェイン断ち:ここに関しての説明は省かせて頂きます。ただ我慢する事でストレスが溜まるのなら、体調悪化を承知の上で飲む事は有りかと思います。ここだけの話… 私もちょこっとは飲んでいましたからね。
④ 姿勢の意識:めまい等のきつい症状で気持ちが落ちている中で更に下向き加減の姿勢を取ると、余計心身共にしんどくなるものです。
上を見ましょう!上を!
空を見上げて口角を上げるだけでも気持ちが落ち着くという事が証明されている中で、悪い姿勢を取る事はナンセンスだとは思いませんか?上を向くとめまいが誘発される方は「オードリーの春日さん」の様な胸を張った姿勢でも良いですよ。☜私もやっていました (笑)
辛過ぎて打ちひしがれそうな時でも上「の方」を向いて、気持ちでは負けない様に行きましょう👍
※ 姿勢はリハビリにおいても非常に重要ですので、後日詳しく書きたいと思います。
最後に
🌟次回からは私が行ってきた具体的な「リハビリ方法等」をご紹介していきます。
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では今作の終わりに…
ふわふわめまいと共に送る生活は不自由で思う様にいかない事ばかりですよね。そこで私はこんな風に思いながら日々闘ってきました。☟
「何をしてもしんどいからこそ、全ての動作がリハビリに繋がる。」
この考え方を根本に置いておく事で「何をすればいいのか?」と言った漠然とした不安感が減り、波はあるものの確実に前へ進む事ができました。そして今があります。
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人によって落ち着くまでの期間が短い・長いといった違いは当然出てきますが、いつ来るか分からないその日に向かってボチボチやっていきましょう。
疲れたら休んでも良いと思います。でもやめてしまう事だけはやめましょう。
今回もご覧頂きありがとうございました。
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コメント
のいぽちさん、お疲れ様です。
次回も楽しみにしてます✨
めまいのとーりさん、ありがとうございます!