LEATHER ARTS & CRAFTS『MOTO』

趣味嗜好

2013年、京都の伊勢丹にて。

「革の世界展」…?

公式パンフレット (個展)

これがMOTOとの出会いです。

私はティム・バートン監督のThe Nightmare Before Christmasをきっかけに、幼少期から「独特な世界観」に魅了される事が多く、

当時もポスターを見ただけで心を鷲掴みにされました。

今回はそんなMOTOを、私が所有する作品も含めご紹介したいと思います。

LEATHER ARTS & CRAFTS MOTO (motostyle.jp)

MOTOとは

MOTOは1971年に本池秀夫さん(当時大学生)によって立ち上げられた、革製品のブランドです。

※ 現在はレザー以外の商品も扱われておられます。

本池秀夫さんと言えば「人形師」としてのイメージが強いと思いますが、その活動はイタリアでの出来事をきっかけにブランドを立ち上げた2年後に始まりました。

※ イタリアを訪れた際に出会った磁器人形(陶磁器人形)のまるで血が通っているかの様なリアルさに感銘を受け、革を使って人形を作りたいという思いから人形師の道を歩み始められました。

また本池さんは、幼少期から使わなくなった革製品を分解しては小物等を作ったりと、これまでの長い年月を革と共に歩んでこられました。

どの分野でもそうですが、突出している方々のストーリーを知ると打ち込んだ「量」の凄さに毎回驚かされます。

当初は人形を作る道具すらなくそれらも自らの手で作成し、試行錯誤を重ねてこられました。

「夢中で何かに取り組む姿勢は、周りを巻き込む力がある」と言われる様に、

本池さんにも多くのご縁がありました。

実際インタビューの中でも、

「人生で沈んだ時には必ず誰かが自分を救い出してくれた」という内容と共に感謝の言葉を述べられており、その点が私の中で印象強く残っています。

⋆………⋆………⋆………⋆………⋆

少し話は逸れますが、

私の好きな「堀内隆志」さんと似てらっしゃるんですよね。

「鎌倉のカフェで君を笑顔にするのが僕の仕事」一度読んでみて下さい✋

Amazon.co.jp – 鎌倉のカフェで君を笑顔にするのが僕の仕事 | 堀内 隆志 |本 | 通販

⋆………⋆………⋆………⋆………⋆

現在は3人の息子さんも加わり、

1997年には本池大介・作人兄弟によってLEATHER & SILVER MOTOが立ち上げられました。

加えて、MOTOではクロージングも展開されており、一度は手に取りたいと思っています。

MOTOと私

始まりで書いた様に、MOTOとの出会いは偶々目に留まった京都での個展でした。

ポスターを見た瞬間、吸い寄せられる様に革人形の世界へ導かれました。

本池さんも仰ってましたが、

「皮は元々廃材であり、そこに人の手が加わる事で革となり再度命が吹き込まれる。」

革の世界展は、この言葉の意味が表現された空間で、

個々の人形の表情や質感、全体の世界観から「魂の宿り」を感じた事を今でも覚えています。

因みにですが、

本池さんが人の人形を作られる際は日本人ではなく、狩猟民族の歴史を持つ海外の方をモチーフにされておられます。

農耕民族よりも狩猟民族の方が皮に接する機会が当然多い為、自然と革素材が合ってくるんですよね。

過去には日本人の人形を作成された事もあったのですが、「・・・」だった様です。

皆さんも機会がございましたら、本池さんの作品に触れてみて下さい。

個展でなくとも、2021年に鳥取県米子市にて開館された「本池美術館」でもお目にかかれますよ。

🌟 肺癌を患われた事を機に、余計な考えは捨てて「自分の作りたいモノ」を追求されており、美術館を訪れる事で本池氏の内側を覗けるのではないでしょうか。

美術館に展示されている高さ6mのキリンにしても「誰も買わないよな」という思いは捨てて、「作ってみたい」という思いを優先し「自分の為に」完成させたとの事でした。

⋆………⋆………⋆………⋆………⋆

個展に伺ってからというもの私はMOTOの革製品に憧れを抱き続け、出会いから数年後にやっと東京は青山の店舗に足を運ぶ事ができました。

入り口のチーターが目に入った時の気持ちの昂りは今でも忘れられません。

チーターの革人形

そして、

お目当てのブーツを見つけ、いざ試着!

MOTO カーフレザー ローパーブーツ #1600

現在は販売されておりません…🙇

※ 下の写真を見て「ペコスブーツ」と思われた方へ

「ペコス」はレッド・ウィング社の商標であり、同社のみがこの名前を使う事ができるんですよ。

2017年 開封時

初足通しの感想は、

「これって革のブーツやんね?」…です。

心の中でこの言葉を繰り返す度に溢れ出す感動!!!

軽さを初めとして、穿き易さは最早スニーカーなんですよね。

(見た目の格好良さは言うまでもなく🤤)

レザーソールが馴染むまでは滑り易さが気になりますが、そこを無視できる程の衝撃でした。

奥さんにプレゼントして頂いてから6年経ちますが、年々足馴染みが良くなってきています。

一生の相棒です。

2022年 現在

息子が産まれる際の立ち合い時やパニック障害を抱えながらの通勤時等も私を支え続けてくれたこの一足には、皺や色落ちの分だけ自身の喜怒哀楽が詰め込まれています。

⋆………⋆………⋆………⋆………⋆

ここでカーフレザーの説明を少し✋

カーフレザーとは、生後6ヵ月以内の子牛の革の事でカーフスキンとも呼ばれます。

✔ メリット:革の質感が良く(つるつるした肌触り)、柔らかさと軽さを兼ね揃えています。

✔ デメリット:傷が付き易く、乾燥にも弱いと言われています。また、他革よりも水に弱い為雨天時には注意する必要があります。

私は雨天や環境を気にせずガンガン履いているので染み等がありますが、メンテナンスをしっかりしているので無骨路線のエイジングがしっかり進んでおります(笑)

またMOTOのブーツは手染め手法を取られているので、購入時から色味において個体差がありそこも楽しめるポイントです。

🌟 革本来のエイジングと手染め部の色が退色した際の融合が、何とも言えない雰囲気を醸し出すんですよね。

ブーツの無料写真

最後に

MOTOでは「補色」にもご対応頂けます。

その際補色後のエイジングも考慮されているので、また新たに育てる楽しみが生まれますよ。

※ 私のブーツは未補色です。

補色においてもブーツの雰囲気はガラッと変わるのですが、

「カスタムソール」という手法もオススメです。

ソールの厚みや色、ヒールの形や高さ等を変更して頂く手法で、私のMOTOブーツもカスタムソール済です!

カスタムソール

私はこちらのお店でお世話になっています☟

Brass shoe co. (brass-tokyo.co.jp)

ブーツのリペアやカスタムソールの他、オリジナルブーツやアパレルの販売もされており、どれも魅力的なモノばかりですので是非😊

⋆………⋆………⋆………⋆………⋆

ここまでMOTOのご紹介をさせて頂きましたが、

私はこれ程足馴染みの良いブーツに出会った事がありません。

「本気」でオススメできるブランドさんの一つです。

P.S.

店舗に伺えないという方も、各地で行われるPOPUPにて商品を手に取れる機会がございますよ。

今回もご覧頂き、ありがとうございました。

ボチボチといきましょー。

ノイポチの不安障害雑談 – YouTube

趣味嗜好
シェアする
noipochiをフォローする
プロフィール
アバター画像

ようこそ、ボッチらブログへ!
運営者のノイポチです。
当ブログでは、不安障害持ちサラリーマンが不安障害やめまいに関する情報を中心に発信していきます。
※不安障害に関しては、パニック障害・心気症が中心となります。
それでは今後とも宜しくお願いします。

noipochiをフォローする
不安障害とめまい

コメント

タイトルとURLをコピーしました